ドイツ出張紀行②

ネルトリンゲンは1240万年前(中世期)に隕石衝突によってできた直径24kmのクレーターの盆地に作られた城壁都市です。

一説では漫画「進撃の巨人」のモデルとなったともいわれています。
城壁は現在もそのまま残っており、入場も可能です。

ところどころ修復跡がありますが、作られた当時の状態を出来るだけそのまま再現しているようです。
(観光客の落書きには思うところがありますが)

この城壁は歩いて1周回れるようです。
城壁の下にはところどころレストランやカフェがあり、いい雰囲気です。

町並みは中世の当時をそのまま残した建物が多く、近代的な鉄筋コンクリート造りは見当たりません。街中全てがそのような雰囲気なので大変すばらしい景観となっています。

この町の建物すべてですが、木組みの躯体が外側から見えるのですがことごとく歪んで曲がりくねっています。塗り壁などは綺麗に手入れされているのになぜディズニーのアニメのような曲がりくねっているのだろうかと不思議でした。几帳面で折り目正しいドイツ人の仕事にしては違和感がありました。

まあ、それらが全体の雰囲気を醸し出していい景観になっているのですが。

後から聞いたのですが、補修、修復の際、完全に原状のまま再現せねばならないというルールがあるそうで、歪んでいたらそのままの状態で補修する必要があると言う事だったのです。逆にそのルールにのっとり厳密に差異を再現し続けるドイツ人の生真面目さがわかりました。

この補修は専門の業者がいて大変コストと時間がかかるそうです(まるで日本の宮大工みたいです)

街中には電柱が全くありません。大半は埋設なんでしょうけど街灯も柱を立てれないので空中配線となっています。
写真でわかりますかね?

そして、街中にはドイツ語以外の表記がほぼありません。
観光地ですが、観光客におもねる姿は一切ありません。また、客引きのカンバンや派手な電飾なども一切ありません。(Google翻訳が大活躍です)

到着したのが日曜だったのですがドイツは休業法という法律で日曜日は焦点は空いていません。一部レストランなどは空いていますが。

続く

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