アンギュラーコンタクトころ軸受とは
ベアリング種類にはラジアルベアリング、スラストベアリング、アンギュラーベアリングなど大きく接触角の違いと、転動体は玉、ローラー、樽型、テーパーなど有ります。

アンギュラーボールエアリングは良く使用されるベアリングの一種です。
接触角に角度がついておりラジアル荷重と1方向のアキシャル荷重を受けることが出来ます。大抵は2個組み合わせで使用され、内部隙間の無い予圧のかかった状態で使用できるので特に精密な回転を要求する場合やスラスト方向の力がかかる場合などに向いています。接触角の違いで高速で回転できる物もあります。
今回紹介するのはアンギュラーのころタイプで普通はテーパーローラーを使用します。
トラックのハブベアリングやデファレンシャル、大型の減速機などに使用されます。バイクのステアリングにも使用されることがあります。ころなので軌道面と線接触する為接触面積が多く大変大きな荷重に耐えることが出来ます。また、内側と外側で周長が違うのでスリップしないようテーパー状になっており中心点は軸受の中心に交わるように設計されています。

それを、アンギュラーなのに円筒ころを使ってしまった製品がKMFには用意されます。
円筒ころなのでころの内側と外側で軌道輪の速度が違いますから必ず滑りが発生して軸受の理論から言いますとあまりよろしくないわけです。しかし円筒ころは安価に精度よく製造が可能です。

テーパーローラーは非常に作るのが難しくコストもかかります。そしてテーパーローラーは回転時に滑りが起らないのは軌道面との間だけで、テーパーなので荷重が掛かるとローラーが外側に抜け出そうとする力が働き端部のつば部分と接触し、ここに結構な強い力で滑りが発生します。

円筒ころは鍔が無くても並行なので外側に逃げ出さないのでつばは不要です。
さて、どちらがメリットがあるでしょうか?
これはケースバイケースで連続回転しないが大きなモーメント荷重が掛かる場合などは円筒ころの方がメリットが大きいです。

アンギュラーコンタクトにテーパーではなく円筒ころを使うのは理論的に良くないと書きましたが、クロスローラーベアリングは円筒ころを使いつつアンギュラーです。
使用用途によって使い分けることが大事だという話です。
FT Engineeringはお客様のご使用条件や使用環境により最適なベアリングの選定を承ります。特にKMF製品は既存の規格品には無い特殊なものが多く、選択も幅広い為ご使用条件に最適な選定を提案いたします。
ローラーベアリング・軸受けのカタログ(PDF)は以下をCLICK



