歯車の製造

歯車製造

現在、私たちのグループでは歯車製造に関する連携が確立してきており、かなり幅広い歯車製造に対応できるようになってきました。

歯車製造には様々な専用機械がありますが、何でも作れる歯車製造機械はありません。製造方法も大きくは創成法成型法があります。

仕上げもシェービング歯研など要求仕様によってさまざまでそれぞれに専用機械が必要となります。

何が言いたいかというと、すべての歯車に対応できる機械をすべて持っているメーカーは無く、それぞれ得意不得意があると言う事でサイズや仕様によってどこのメーカーが得意なのかをよく把握し、しっかりとリレーションシップを構築することが大変重要になります。

歯車の製造コスト

歯車の製造コストの中で素材費の比率は小さく大半が加工コストとなります。

使用する機械や製造方法などで、上下で3倍ほどの価格差が出たりすることも少なくありません。

これはメーカーがぼったくっているわけではなく、加工工数、加工時間の差なのです。

加工方法や加工機械によっては加工時間が3倍以上かかったりします。それが単純に加工費の違いとなるわけです。

設計開発に携わる方には改めて現在の製品に使用されている歯車が使用用途に見合ったものか、オーバースペックになっていないかなど見直されることをお勧めします。

よくある話で現行の機械構造の設計が30年前の設計を継承し続けているケースです。

現在は様々な新しい技術で高効率な歯車製造方法や製造機械が出てきておりますので見直してみるのもいいかもしれません。

弊社の歯車関連のワーク

内径が15mm以上の旋回輪(薄肉ベアリング)は歯車付きでの依頼が増えております。

種類は平歯車、外歯、内歯、トリプルリングによる内外歯付き、ベルトを用いるプーリーなどです。プーリーはアルミを使う事が多いようです。外輪ハウジングそのものをアルミで作る場合やプーリー部のみアルミで作ってハウジングと接合することもあります。

ギアも一般的なS45C高周波焼き入れだけではなく樹脂系(ナイロンやPOM)で製造することもあります。

回転数や荷重、振動や騒音などを検討して材質選定いたします。

弊社の扱うドイツKMF社のスリムスプリットベアリングはステンレス製で断面形状が非常に小さいので限られたスペース(厚みや高さ)に回転機構を入れ込む工夫が可能で、クリーン環境に適しております。

かなり特殊な動力伝達機構

マグネットを用いたカップリング、減速伝達などあります。

これは動力部部分と完全に空間を遮断することが可能で特殊な用途に使われます。

たとえば、医療用器具の自動洗浄滅菌処理装置などは内部に回転ノズル等の動作部品がありますが、薬液(酸やアルカリ、アルコールなど)の液中で作動させなければいけないのでベアリングなどは内部に使用できません。

通常、動力機構は洗浄チャンバーの外からシールを施されたシャフトを通して伝えられますが、どうしてもシール部分の液漏れやシールの摩耗によるコンタミなどの可能性は残ります。

磁気カップリングは完全にチャンバー外から動力を伝達することが可能なのでこれらの用途に適しております。