軸受メーカーが保持器のみの販売はしない理由
ほとんどのベアリングには保持器が入ってますよね。
例外としてはバイクのリアサスペンションアームのリンクやピボットに総ころ(ニードル)を使っているものもありますが。
で、保持器だけ利用して何か装置を作ろうと思っても保持器だけって販売しているところ無いですよね。

大手ベアリングメーカーは内輪と外輪は自社生産でボールと保持器は外注(購入品)が大半です。ですから、大手ベアリングメーカーへ保持器だけ納入しているメーカーやボールだけ納入しているメーカーがあるわけです。
それら保持器、ボールのメーカーは大量に生産して大手ベアリングメーカーへ納入しており一般には外販していません。
ですから、大手ベアリングメーカーは保持器単体やボール単体では販売することはありません。
彼らは鍛造、切削、研磨して作る内外輪を作らないと自社の利益にならないからです。

ドイツのKMFは保持器を大手ベアリングメーカーへ供給していますが日本向けには小売りもしています。
理由はKMFの保持器が大変自由度が高い製品だからです。
普通の保持器は直径に合わせて専用金型で樹脂の場合射出成型、金属の場合板金プレスで作られます。1つの型番で数十万個とか作りますからね。KMFの保持器は金型不要でどんなサイズでも対応できるから自由度が高いのです。
連続樹脂射出成型による保持器は直線で何百メートルも自動で生産されます。それを必要な直径の周長に合わせて切断、丸めて使用できます。
だから専用の金型費用お発生しないし、ミリ単位で直径を自由に作成することが可能なのです。

ベアリングケージ(保持器)のカタログ(PDF)は以下をCLICK




